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Web制作系でうまくいかないアルアル。そりゃそうでしょ。

今日はお仕事絡みのおはなし。

Web制作、開発、運用を生業とする小生。
たまにこんな言葉を聞く事があります。

「難しいこと分からないから、任せるよ。」


まぁ世間を見るとうちの業界のみではなく、よくあるあるな言葉ですわね。
保険契約、通信系契約、まぁよくもこんな小さな文字で何ページも何ページも。。
そんなん理解できんから、「もぉ〜あんたに任せるわっ にこっ」

ちょっと待っておくんなさい!お客様っっ。

そう、ご想像に易く、だいたいこういったケースは

・制作、開発工数超過
  ★心理:制作会社は悩みまくる・・、暗くなる
・コストの圧迫(赤字)
  ★心理:担当者はハゲる・・
・要件の後追い積み上げ
  ★心理:ストレスのボルテージMAX、海に叫ぶ
  例:「任せたけど、やっぱりここはこうしてよ!」
  例:「この機能追加できるでしょ?大した作業じゃなさそうだし。」
・ローンチ後の追加改修
  ★心理:お客様、制作会社ともにぎくしゃく
・運用の破綻

そして、
・作ったはいいけれど。。。
となるわけですわな。

さて、問題はどこにあると思いますか?


私の持論ですが、この問題は発注者、受注者双方にあります。

まず、発注者の問題点
ズバリ、懐深いパフォーマンスは無用でございます。
こころの入っていない成果物に振り向く人なんておらしません。

次、受注者の問題点
ズバリ、受けちゃいかんでしょ。
責任、そう説明責任からの共有理解&納得までコンコンとやる必要あるでしょうよ。

たしかにWebの世界って横文字が多くてその文字の理解を追いかけるだけでハードル高めに感じますよね。
そして、「あーわからん、この人分かってそうだから任せようかなー」なんて。

長々と話すのもなんなんで、今日は早めに結びます。

基本的に大事なのは「同程度の目線の高さ」


発注者、受注者ともに目的を明確に、ゴールを同じ温度感と理解で追求する。
それをそれぞれの立場で相互補助的に積み重ねていく作業が必要。

平たく言うとそんなとこでしょうか。

最後に、ちょっと例え話を。(弁護士編)


あなたは、他人と揉めてしまって、どうしても弁護士に相談しないといけなくなりました。
さて、弁護士さんに「なんか難しいから、任せるよ」。
それで受ける弁護士さんいるのかしら?
受けれないですよね?
背景と目的が見えないと、その解決方法すら引き出せないんですから。

そう、そういうことを言いたかったんです。

一緒に、◯◯(←皆さんの目的を入れてください)を産んでくれるWeb戦略を同じ目線で施策しましょ^^

最後に宣伝です 笑


あ、最後に、当社のコーポレートサイト、リニューアルしました〜^^
社内でみんなそれぞれの得意分野を生かして、同じ目線でコンコンと作ってますー。
(まだまだ表にでていないコンテンツが潜んでいるので乞うご期待!)
https://cocolabo.co.jp/
cocolabo


written by 岩下正法(ここらぼ代表)

見える化から最適化へ。クイズ(初級編)です!

アクセス解析やってます?


やっぱりゴルフはファッションも大事。
そんな大阪の次郎さんは、とある祝日の昼下がり、それ系のファッションサイトAを見ていました。

 ▶午前11時からの30分間連続でじっくりと。
 ▶閲覧ページ数=9ページ

かたや、久しぶりに長崎に帰ってきた龍馬さん
次郎さんに負けまいと、たまたま同じファッションサイトAをみていました。

 ▶午前11時半から30分間
 ▶閲覧ページ数=5ページ

途中、来客があり
 ▶1時間ほど離席

戻ってから再度同じサイトにアクセス
 ▶午後12時半から20分間

途中10分間電話対応などしつつも、
 ▶閲覧ページ数=8ページ

さて、ここで問題です!


次郎さんと龍馬さんに限定して、ファッションサイトAのアクセス解析(Google Analytics利用)をした場合、
ファッションサイトAの、
Q1.全体のページビュー(PV)数は?
Q2.平均PV数は?
Q3.セッション数は?
Q4.ユニークユーザ(UU)数は?

アクセス解析を行う目的は何か?


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大様にして、
・運用サイトの現状把握
・広告効果測定
そういったところでしょう。

属に言う「見える化」ってやつです。

しかし私見ですけど、データが見えたところで、それを発展的に活用しないと無駄ですよね。
そのデータを見て、まとめるだけでも人の手がかかります。人件費です。
折角投資するなら、なんかしらの見返り、リターンまで追求してみませんか?

重要なのは、
「運用サイトと成果(コンバージョン)の最適化意識」
を持つ事です。

運用サイトの分析、それだけでは「利益」はでません。
分析結果に基づいた、検証や仮説を立てたうえで戦略的意思決定をし、やってみる。
そうして初めて利益につながるものです。

さて、答えとまとめです


A1. 22
A2. 11
A3. 3(次郎さん1,龍馬さん2)
※Google Analyticsの場合30分以内に再訪問した場合は、セッションが継続しているとみなされます
A4. 2(次郎さん+龍馬さん)

これは基本的な一部のデータを「見える化」したに過ぎません。
さて、あなたがWeb担当者なら、いかに最適化するための施策をうちますか?

ほんの一部の紹介ですが、Webを最大限に生かすための思考のスイッチになることを期待しつつ、
今宵も御機嫌ようです^^

written by 岩下正法(ここらぼ株式会社

これからの時代を生き残るWeb戦略。コンテンツマーケティングの魅力(2)

前回は「消費者目線でつくるコンテンツの意味」を説きました。

今回は、

「良いコンテンツって何??」ですw


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8月29日の記事。
Googleアルゴリズムの基本を知れば、コンテンツ作成の肝が見えてくる!

その一節で、コンテンツ重視・ユーザ視点でアルゴリズムを構築するGoogleの姿勢について書きました。
そう、コンテンツマーケティングと肝となる部分は同じですね。

要するに、
・Googleは良いコンテンツを好む
・良いコンテンツとは、ユーザのためになるもの
・だから、より良いコンテンツはより多くの人に広まるように評価があがる
・逆に、スパムコンテンツは排除される
 (前回のパンダ、ペンギンのくだりを参照ください)
ってことです。

だから今、コンテンツマーケティングの重要性と価値が認知されてきているわけです。

しかし、良いコンテンツって何なのでしょう。


今時に平たく言うと「いいね!」って共感されるものでしょうか。

本でも映画でもドラマでも音楽でも、共感したものって人に教えたくなりませんか?
同じ内容なのに伝え方が上手い書き手とそう出ない書き手がいたら前者を紹介しますよね。

ターゲットを意識して、
伝えたいそのターゲットを明確にイメージして、
その人たちが読んで、見て、
共感できて、
いろんな人に教えたくなる。

共感からファンへ、そして伝播からの拡散。
これがコンテンツマーケティングの成功方程式です。


とはいっても簡単なことではないですよね。
そうなんです。

良いコンテンツを資産として蓄積していくってことは、それなりの中長期的戦略PDCAをまわした検証・改善を繰り返す必要があります。
そうすることで時間を経て蓄積されたコンテンツの資産価値はより高くなります。

最初に戻ります。
その蓄積で、Googleの好むユーザ視点の“良い”コンテンツが出来上がるわけです。

即効性はありませんが、なんだかワクワクしてきませんか?

コンテンツマーケティングについて更に詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせください。
課題の抽出から、ストーリー設計、コンテンツマーケティング施策をサポートさせていただきます。

一緒にコンテンツの資産を積み上げていきたいですね。

これからの時代を生き残るWeb戦略。コンテンツマーケティングの魅力(1)

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今年に入りにわかに広がりだした「コンテンツマーケティング」
一般検索でのヒット数は、およそ1,400万件にのぼり、マーケティング手法として熱い視線が注がれています。

その背景にはなにがあるのでしょう。
ひとつには、時代の変遷に応じた“企業と消費者の関係性の変化”があるようにみえます。

ちょっと考えてみてください。

『あなたは、あるいは、あなたの会社は消費者と誠実に向き合えていますか?』

金曜の夕方5時。あと1週間がんばればプチ大型連休が待っています。
ここしばらくのハードワークでちょっと息抜きがしたいなと思ったあなた。
大事な人とちょっと足を伸ばして旅行にでも。

あなたが次に起こすアクションをイメージしてください。

一昔前までは旅行代理店のカウンターでパンフレットとにらめっこ。
HISの登場で、カウンターでの相談も気軽になりましたね。
格安航空会社の登場で、航空券や代金の比較・購入も手軽になりました。
さらに、WEBサイトの充実で料金比較もなんてことなくできてしまいます。

そう、今のご時世、Webサイトを媒体として当たり前のように情報を入手、決断できます。

でも、旅行先でなにをして満喫しますか?

Web上には様々な情報が眠っています。
旅行先に決めた温泉界隈のレジャー施設、写真、動画、ブログ。
あるいはTwitter、Facebookなどのソーシャルメディア。
自分のイメージする魅力的な旅先のネタが充実しているコンテンツに、あなたは次第に引き寄せられているかもしれません。

そして最終的に、満足したイメージを持って、折角の休日の旅先を決定する、という決断フローが今の時代にはあります。

もうお分かりですよね。

消費者はWebの世界をあらゆる角度から回遊して、自分のイメージにマッチするところから情報を入手しています。
ソーシャルメディアやおまとめサイト、ニュースアプリの台頭がそうさせた一端にはありますよね。

いまや、情報の主役は「消費者」にある、ということが認識できるはずです。

ここで再度問いかけてみましょう。
『あなたは、あるいは、あなたの会社は消費者と誠実に向き合えていますか?』

プッシュ型の企業サイトとは訴求軸を変え、

・あなたにとって、消費者が興味・関心がある情報はなんなのか?
・消費者が読みたくなるコンテンツはどういったものなのか?動画?記事?写真?
・消費者がファンになってくれるコンテンツを継続的に配信できるか?


コンテンツマーケティングの肝。
それは、「コンテンツをつくる」+「消費者目線で届ける」ところにあります。

魅力あるコンテンツは消費者満足を生み出します。
そして、強いてはあなたの発信し続ける情報のファンとなり、結果、売上として反映されます。

今日はここまで。
次回は、
・コンテンツマーケティングの魅力と効果
についてお話させていただきます。

では良い週末を。

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Web誕生の起源、それから25年の今と未来

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ティム・バーナーズ=リー(Tim Berners-Lee)。


ご存知ですか?

氏の名は、Web業界の者なら耳にしたことはあると思うけれど、他業界の方からは「誰?」って感じかもしれませんね。

いま私は、
・経営とはなにか
・社長業とはなにか
・戦略的思考とはなにか
そんなことを、経営本を購入しては学ばせていただき、明日以降の人生に生かすべく脳みそを刺激しまくるサイクルに入っています。
例えば、鈴木清一氏、稲盛和夫氏、ジョブズ氏、牟田学氏などなど。

昨晩からはティム・バーナーズ=リー氏の「思考回路」を摘みたい衝動にかられ、関連記事をつまみ食いしておりました。


ティム・バーナーズ=リーとは?


Web(ウェブ)という単語は日常用語で一般化されていますが、彼はその生みの親。
(タイムリーに今日のYahoo!ニュースにもでてましたね。)

そう、サイトのURLに使われている「www」の部分は彼の考えたものです。

 WWW = World Wide Web = 世界中に広がる蜘蛛の巣。

世界のWebサイト数が10億件を突破した記事が出ていましたね。
その起源は遡ること、1991年の8月6日
ティム氏が世界で最初のWebサイトを公開した日です。


Webの誕生


ティム氏がスイスにある研究機関のCERN(セルン)でコンピュータ技術者として従事していた時のこと。

その機関には相応の研究者が在籍し、入れ替わり立ち代わりの状況だったようで、
研究者の情報やデータの管理、閲覧が煩雑だったそうです。

それをスムーズにできるシステムを開発できないか!?

そこで着手したのがこちら。
 ・研究に関係のある大量の文献、データを1つのコンピュータ集約
 ・その文書同士をリンクさせる仕組みを計画、実現

HTMLという用語を聞いたことはありますか?
HTML = HyperText Markup Language = ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ

Webサイトにあるテキストの文字列をクリックすると、他のページに遷移しますよね。
これを「リンク」といいますが、その機能を持っている文書を「ハイパーテキスト」と言いまして、
それを生んだのがティム氏なんですね。

WWW、そうWebの誕生です。


基本構想から25年、これからのWebの世界


25年で10億サイトってことは単純計算で・・・えっと

・1年で4千万サイト
・1日に約110万サイト
・1時間に約5千サイト
・1分間に約80サイト.....

なんの参考値にもならん計算です(笑。
まぁ規模の大なり小なり、クォリティの善し悪しは別として、
Webの世界が全世界の人々にとって「必要なものである」と感じられていることは間違いはなさそうです。

この業界の一端に携わる者として


ティム氏も、Facebookのザッカーバーグ氏も身近にあった課題から世界を作りました。
そして25年、時速5千サイトのスピードでWebの世界は拡大しています。

HTML5の登場でPCやスマートフォンのデバイスを越え、ブラウザさえあればWebと連携されたサービスがさらに急速に拡大するでしょう。

とにかくこの世界のスピードは速い。。

それだけに共通言語の「Web」ではあるものの、
Web戦略とその取組み方にはあきれるほどの地域間格差がある、そんな風に肌で感じています。

都市圏と地方のハブになる!
その想いを募らせること数年。
まだまだ道のりは続きますが、このWebの世界とそれに関わる人に「喜びのタネ」を少しでも撒けるよう前に進んでみます。

今日はティム氏に発想の起源をみさせていただきました。

ということで、
次回は「鈴木清一氏」について学んでみたいと思っております。

先人に礼。ご教授ありがとうございました!

ペンギン

Googleアルゴリズムの基本を知れば、コンテンツ作成の肝が見えてくる!

ペンギン
ペンギンとパンダ。両社ともにゆずらぬ水族館・動物園の人気者。
この子たち、2012年突如として暴れん坊と化してしまったのです。。

はい、Webの世界のお話です。

コンテンツ重視、ユーザ視点で考えるGoogle姿勢は素晴らしい!

Googleには「ウェブマスター向けガイドライン」というものが存在します。
そこに記されているのは、Googlenのポリシーであり基本方針。

ーユーザの利便性を最優先として考え作成されたページを評価する

小手先のテクニックで、自作自演で検索上位表示されていたサイトを蹴散らした。
それが2012年に日本に入ってきた、
・ペンギンアップデート
・パンダアップデート
です。

具体的にはなにがダメなの?

まず覚えておいていただきたいのは「コンテンツ」の独自性。

ペンギンは「リンク」、パンダは「コンテンツ」を巡回チェックしています。

ーペンギンアップデートのチェック概要
・リンクの非関連性
・無駄無意味なリンク過剰
・自作自演のサテライトサイト相関性
・有料リンクの有無

ーパンダアップデートのチェック概要
・物まね(コピー)コンテンツか、オリジナルか
・ユーザに利益あるサイトか
・リンク集になっていないか

要は、コンテンツとテキストのオリジナリティ、有益性をジャッジしているわけです。

Webの成長、それは育児に似ている

Webサイトで求める成果をあげるには、企画、構成、設計など様々な要素が必要であることは周知かと思います。
サイトが完成!ん?あれ??まったくもって成果につながらない。。
そんな話はよく聞きます。

そりゃそうでしょう。
原点に還ってみてください。

あなたのWebサイトは、ユーザーのためになっていますか?

ユーザは検索することで欲しい情報が的確に(的外れな結果でなく)ヒットすることを期待しています。
そして、有益な情報を求めています。
時間の経過と共に情報は同じく変化していきます。

Webサイトも同じです。
生まれた赤ん坊にはミルクを飲ませ、健康にすくすく育つように栄養を与えますよね。
サイトにも栄養を与え、それを継続することが必要です。

同時に、教育も必要になってきますよね。
生まれたばかりの赤ん坊に音楽を聴かせ、本を読み、道徳を説く。
すると、赤ん坊の成長はその環境と育て方で方向性が決まってくる。

サイトを作って終わり。
それって、育児を放棄しているようなものだと思いますよ。

ここ数年の潮流〜Web成功への導線・文章力〜

コンテンツにも様々あります。
テーマ、目的によって着手すべきコンテンツを選定する必要はありますが、例えば、
・用語辞典
・オリジナリティのあるコラム
・事例集
・ユーザ視点での商品紹介
・考えられたスタッフ紹介
・お客様の声
などなど。

テーマとコンテンツを明確に絞って、オリジナルかつ有益なテキストコンテンツを生成する必要があります。

今日はここまで。
次回は「ロングテールSEO」について語る(かも)しれません。

ごきげんよう。さようならw